知的基盤の強固な研究現場と産業振興の技術革新を実現し、真の科学技術創造立国を確立するため、適宜、研究テーマを掲げて討論する場として、21世紀を間もなく迎えようとしていた時期の1997年9月26日、21世紀構想研究会はスタートしました。
研究会の会員は、主としてベンチャー企業、行政官庁、大学、マスコミの4極から参加し、毎回、活発な議論を展開して来ました。
研究会で得られた成果を社会に訴えて啓発をはかりながら、国の政策にも結びつくように活動するという目的も、回を追うにしたがって明確となり、政府審議会のパブリックメントなどにも積極的に発言するようにしています。
研究会は、2001年6月に東京都から特定非営利活動法人として認められ、さらに生命科学委員会(黒木登志夫委員長)、知的財産委員会(荒井寿光委員長)、食育推進委員会(銭谷眞美委員長)などが下部組織として設立され、適宜テーマを定めて活動を続けています。
まだ世に知られていないベンチャー企業の優れた技術を、研究会を通して広く認識してもらったり、これまであまり接点がなかった中央行政官庁の官僚との交流を通じて、政策への提言をすることも活動の一つにしています。
会員数は現在約100人であり、アドバイザーとして、荒井寿光・内閣官房知的財産戦略推進事務局長、安西祐一郎・慶應義塾長、大村智・北里大学特別栄誉教授、沖村憲樹・元JST理事長、黒川清・日本学術会議会長、黒木登志夫・元岐阜大学学長、銭谷眞美・東京国立博物館館長、利根川進・MIT教授、藤嶋昭・東京理科大学学長、吉川弘之・産業技術総合研究所理事長の方々にお願いし、適宜、活動への助言をいただいています。
特定非営利活動法人21世紀構想研究会理事長
馬場錬成
2018年1月